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執筆者の写真黒坂 志穂

国際学会 ①:歩行能力への効果

更新日:7月18日

あなたの歩き方、年々衰えていませんか?

実は、足の骨へのアプローチが、あなたの歩行を劇的に改善する可能性をもっています。


今回は、SMILEエクササイズが足の骨にもたらす驚くべき効果と、それによる歩行能力の向上について、最新の研究結果をもとにご紹介します。




目次

5.まとめ






1. 足の骨が歩行を支配する:その驚くべきメカニズム


私たちの足には、26個もの骨が存在します。

これらの骨が複雑に連携することで、私たちは安定した歩行を実現しています。


しかし、加齢や運動不足により、この連携が乱れると、歩行に問題が生じる可能性があります。

足には26個もの骨が存在しており、これらの骨が複雑に連携することで、私たちは安定した歩行を実現している
足の骨構造





2. 足のアーチと前足部:歩行の要となる部位


SMILEエクササイズは、特に足のアーチと前足部に効果を発揮します:



1. 足のアーチ:

   - 衝撃吸収と推進力生成の機能を持つ

   - SMILEエクササイズにより、アーチの機能を作るように負荷をかける

衝撃吸収と推進力生成の機能を持つ・SMILEエクササイズにより、アーチの機能を作るように負荷をかける
足の縦アーチ
衝撃吸収と推進力生成の機能を持つ・SMILEエクササイズにより、アーチの機能を作るように負荷をかける
足の横アーチ


2. :フォアフット部分を支点とした「てこ機能」

   - 歩行時の蹴り出しを担当

   -  SMILEエクササイズで、足の指を含むフォアフット部分を強化

フォアフット部分を支点とした「てこ機能」:歩行時の蹴り出しを担当・SMILEエクササイズで、足の指を含むフォアフット部分を強化
フォアフット部分を支点とした「てこ機能」:歩行時の蹴り出しを担当



足の機能強化を含んでアプローチしたSMILEエクササイズの一例は以下です。この介入によって、アーチやフォアフットが強化され、より安定した力強い歩行が可能になります。

足の機能強化を含んでアプローチしたSMILEエクササイズの一例
足の機能強化を含んでアプローチしたSMILEエクササイズの一例




3. SMILEエクササイズの足への効果


足の骨へのアプローチを検討した研究[1]では、SMILEエクササイズが足の骨と歩行能力に及ぼす効果が明らかになりました。

この研究では、以下のような有効な結果が報告されています:


 SMILEエクササイズの実施により足底圧分布の改善がみられる
SMILEエクササイズによる足底圧分布の改善

- 足の骨の密度(SOS値)が有意に向上

- 足底圧分布の改善(右図)

- 歩行速度の向上






<方法>

この研究は、4か月間の介入を20代の女性に行った報告です。介入前において、20代女性は、歩行速度が著しく遅い人はいませんでしたが、骨粗鬆症となっている人や、偏平足や外反母趾など脚の変形により、歩き方が偏った荷重になっている人が多くいました。


20代女性は、歩行速度が著しく遅い人はいなかったが、骨粗鬆症となっている人や、偏平足や外反母趾など脚の変形により、歩き方が偏った荷重になっている人が多くいる
扁平足の影響
20代女性は、歩行速度が著しく遅い人はいなかったが、骨粗鬆症となっている人や、偏平足や外反母趾など脚の変形により、歩き方が偏った荷重になっている人が多くいる
外反母趾の影響



<結果 ①骨密度>

足の骨へのアプローチを行った結果、踵の骨密度と、歩行時の荷重バランスが有意に改善されました。

両群ともに介入前は、同年代の骨密度が平均値よりも低い状況だったが、4か月間のエクササイズ後に介入群は平均値より高い骨密度となった
骨密度の変化

(青色がコントロール群、エクササイズオレンジ色がエクササイズ介入の前後、を示しています。両群ともに介入前は、同年代の骨密度が平均値よりも低い状況でしたが、4か月間のエクササイズ後に介入群は平均値より高い骨密度となりました。)




<結果 ②歩行時の荷重バランス(足底圧分布)>

介入前は、MF,LFへの荷重が少なく、踵にたくさんの荷重がかかっている、いわば後ろ荷重の歩き方だったが、介入後は、フォアフット(MF・LF)への荷重が増加し、踵への荷重が減少した
フォアフット内側(MF)、フォアフット外側(LF)、踵(Heel)の3部位への荷重の変化量

介入前は、MF,LFへの荷重が少なく、踵にたくさんの荷重がかかっている、いわば後ろ荷重の歩き方でしたが、介入後は、フォアフット(MF・LF)への荷重が増加し、踵への荷重が減少しました。


このことは、足のフォアフット部分が強化され、体重を支えることができるようになったため、歩行時に足の指が使えるようになったと考えられます。



近年、座る時間が増え、若年期からの足の弱化が問題視されていますが、私が行った研究でも、足の変形が多くみられており、若年期からの骨格調整の重要性を痛感しました。






4. 歩行能力向上のメカニズム


SMILEエクササイズによる歩行能力向上のメカニズムは以下の通りです:


1. 骨密度の向上:足の骨が強くなることで、安定性が増す

2. 関節の可動域改善:足首や足指の動きがスムーズになる

3. アーチの形成:足の強度を握るアーチが修復され、足の強度が増加

4.骨のてこ機能:フォアフット部分の骨の強化により、効率的に踵の骨を持ち上がる






5. まとめ

SMILEエクササイズで足の骨にアプローチすることで、あなたの歩行が劇的に改善する可能性があります。日々の生活に取り入れやすいこのエクササイズで、颯爽とした歩きを取り戻しませんか?



無料で体験できる対面orオンラインレッスンもございます。





今すぐSMILEエクササイズの会員ページをチェックして、あなたも美しい骨格を手に入れましょう!



参考文献:

[1] Kurosaka, S., et al. (2019). Effect of the “Building Osteo Neatly Exercise” program on quantitative ultrasound parameters and plantar pressure distribution for college-aged females, J Phys Ther Sci., 31(9): 717–723.


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